上越セントラルスクエア店 ブログ

革靴を知ろう! 外羽根と内羽根での使い分け

2016/04/30 18:00

みなさん、こんにちは!
今回は洋服の青山 小千谷店より、革靴の外羽根と内羽根についてご紹介させて頂きます!

photoView


ちなみに今回の「革靴を知ろう!」は第2弾になりますので、
良かったら前回のレザーの種類についてご覧になってみて下さい!↓↓↓

「革靴を知ろう!レザーの種類について」


では、革靴の外羽根と内羽根ですが、
みなさんはどちらがどちらかわかりますでしょうか?
photoView

こちらは、左が外羽根で右が内羽根となっています。
違いは”羽根”の部分のつくりです。
羽根というのは靴紐を通す穴である鳩目のある部分で、甲部の締め付けを調節する部分のことです。

大まかに分けるとこの部分が開いているのが外羽根で閉じているのが内羽根と呼ばれております。


では、それぞれ詳しい説明とパンツ着用時のシルエットを紹介していきます。

〜外羽根〜
羽根の部分が甲の部分にのっており、甲部と一体化していない革靴のことです。
photoView

紳士服のルーツは戦いにちなんだものが多いですが、こちらも1815年のプロイセン軍とナポレオン率いるフランス軍とで起こった”ワーテルローの戦い”で、
プロイセン軍側の軍総司令官であるゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヘルが脱ぎ履きや動きやすさを重視し、外羽根の軍靴を考案したことが発祥とされています。
その後は狩猟用や現代ではスニーカーなどカジュアルな靴にも多く取り入れられているつくりです。

そのルーツの通り活動的な場を想定したつくりのため、着脱が容易で甲部の調節もしやすくビジネスマンや就活生におすすめです。

ちなみに、考案者のブリュッヘルにちなんで「ブラッチャー」や「ブルーチャー」と呼ばれおり、
ヨーロッパではその形状が競馬のゲートに似ていることから「ダービー」と呼ばれております。


〜内羽根〜
羽根の部分が甲の部分に潜りこんでおり、甲部と一体化している革靴のことです。
photoView

歴史的には外羽根よりも浅く、
1850年代にヴィクトリア女王の夫であるアルバート公がこの内羽根のブーツを考案した事が発祥とされています。

当時は見た目的にもエレガントなことから英国王室の宮廷で室内執務用に使われ、そのことからフォーマルな場に適しています。
特に写真のような黒の紐靴のストレートチップ内羽根式は最も格式が高く、一般的には礼装用としてお使いするのがおすすめです。

ただ、あまり活動的な場を想定したつくりではないため、甲部の調節幅が狭くフィット感は高いのですが特に甲高の方は窮屈感を感じやすいでしょう。


ちなみにこの内羽根式は、アルバート公が好んで過ごしていたスコットランドのバルモラル城にちなんで、イギリス・アメリカでは「バルモラル」
イタリアでは「フランチェジーナ」、フランスでは「リシュリュー」と各国によって違う呼び名で呼ばれております。


〜パンツ着用時のシルエット〜
外羽根と内羽根とでは、パンツ着用時の裾のたるみ方にも違いがあるので参考にしてみて下さい!
※同じメーカーの同じサイズの靴を使用しております。

外羽根
photoView

内羽根
photoView

外羽根の方が踵に落ちておりたるみも大きく、内羽根の方が踵にあまり落ちずスッキリとしています。

もちろんメーカーによっても差異はありますが、
外羽根か内羽根かだけでも見た目の裾の長さが変わってきます。

したがって裾の長さにこだわりがある方は、どの靴を履くかも考慮しながら決めて頂くと、よりイメージにあったシルエットにできます。


今回ご紹介したように、外羽根と内羽根を知ることで履くシーンや自身の足の形、裾のシルエットなど様々なことを考えながらより自分に合った革靴をお選びできますので、
ぜひ参考にしてみて下さい!


前の記事→

洋服の青山 小千谷店

CATEGORY: ショップブログ